今朝、同業者のブログにこんな事が書いてありました。

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東京への出張中に入った飲食店でのこと。

隣から、「漬物は要らないので、乗せないでもらえますか？」という注文の声が聞こえてきました。

多分、その方はフードロスなどをちゃんと考えている方だと思いますが、

漬物メーカーの私としては何とも寂しくなりました。

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ブログの最後には、「できれば漬物を嫌いという人が減るような商品を作りたい」とありましたが、

売っている私としても気持ちは同じです。

漬物が嫌いになる大きな理由として、”まずい・美味しくない・色が良すぎて気持ち悪い”の３点だと思っています。

飲食店の悪口を言うつもりは全くないので誤解しないで欲しいのですが、

よくある光景として、注文した食事に付いてくる”飾り化した漬物”はコストダウンという意味で味や品質を度外視した、いわば綺麗な彩りになればよし。という風潮がいつからか当たり前になりました。

自分なりに考えてみると、

例えばカツ丼定食の内容が「カツ丼・味噌汁」で￥６５０だったとします。

でも、「カツ丼・味噌汁・漬物」だと￥８００の値段を付けても違和感が無くなるんですね。

飲食店としても単価を上げられるし、食べ残されても安い漬物を使えばどうせ彩りだからと考えられる。

そして、不味い漬物を食べた人は漬物が嫌いになる。

こういった悪循環が今もなお続いている。

だからこそ、漬物に対する価値観を変えてもらいたいというのが当店のコンセプトで、

このコンセプトを飲食店に押し付けるのは難しい。

それなら個人のお客様から変えていければ飲食店でも美味しい漬物を出すようになるんじゃないか？

そこから負の連鎖を断ち切れるんじゃないか？と思っています。が、そう簡単にはいかないのが現状です。

今朝のブログを読んで、そんな同じ志の方々と一緒に変えていけたらいいなと思った次第です。

という事で、本日もよろしくお願いします！！