2025/11/14 10:44
おはようございます。
感情に理論は通用しないものです。
感情的な安定をゴールにしてしまうと、そこまでの道筋を強引に捻じ曲げなければなりませんが、それを言っても納得できないのが「感情」という厄介な存在。
ソクラテス 「唯一の真の英知とは、自分が無知であることを知ることにある」 → これは「答え」よりも、問い続ける姿勢そのものが価値であることを示しています。
ニーチェ 「樹木にとって果実は結果だが、本当に大切なのは種である」 → 結果(果実)よりも、その根本にある思考や生成のプロセス(種)が本質だと説いています。
キルケゴール 「人生は後ろ向きにしか理解できないが、前向きにしか生きられない」 → 結果を知ることよりも、理解に至る過程そのものが人間存在の本質であると示唆しています。
プラトンの洞窟の比喩 真理は「影」ではなく、それを問い続ける過程で見えてくる。 → 結果よりも探究のプロセスを重視する姿勢
この様に、偉大な哲学者達が到達した思考として、結果・結論が自分の求める形で無かったとしても、そこへ至るまでの思考やプロセスこそが重要だと説いています。なぜなら、答えは目標ではなく結果であり過程だからなのです。
「ゴールは無い」、それこそが真理なのだろうと思います。
自分の感情を納得させたいと思えば思うほど、相手に対して「逃げないで下さい」「目を背けないで下さい」と言いたがりますが、自分のゴールへ向かうために相手を支配しようとしている事に気づけないのは悲しいですね。
昨今の時事問題を見ていてそう思いました。

